THE MANZAI 2013

昨日、「THE MANZAI 2013」の決勝戦が開催された。
M1グランプリが2001年から2010年の計10回で終わり、
漫才の大きな賞レースが終わった翌年から、THE MANZAI は開催された。
2011年から開催されているので、3回目になる。
第1回の優勝者はパンクブーブー、第2回の優勝者はハマカーンである。
コントの日本一決定戦はキングオブコント、ピン芸の日本一決定戦がR1ぐらんぷり
である。THE MANZAIはM1グランプリと比較して、真剣勝負の要素が少なく、
お祭りの感覚がある。司会はビートたけしナインティナイン
審査員に松本人志がいないのがM1との大きな違いである。
優勝するためには2本の漫才をしなければならず、
ウーマンラッシュアワーノンスタイルはほぼ2本ともネタのパターン
が同じだった。ノンスタイルはボケの数が非常に多く、ナイツの言い間違い
漫才と種類が似ている。千鳥の歌ネタはかなり以前に見たことがある。
見たことがあると、新鮮さが落ちるので、不利になる。
風藤松原のゆったりとしたテンポの漫才は、おぎやはぎの漫才のようだった。
レーザーラモンは、漫才ではなく、なぜ決勝戦に進出できたのか不思議。
天竺鼠吉本興業の強い推薦があっての決勝進出か。
銀シャリのツッコミはうまいのだが、今回のネタはイマイチだった。
オジンオズボーンの方が、千鳥より面白いと感じた。松竹芸能だと不利なのだろうか。
Bグループの学即天は1票も入らなかったが、オーソドックスな漫才で
面白かった。Bグループが一番ハイレベルな組だったと思う。
東京ダイナマイトはオフィス北野から吉本興業に移籍し、
ビートたけしと共演するという意味で話題性があるから決勝進出か。
ネタはM-1グランプリに出ていたときと、似ていた。
ウーマンラッシュアワーが優勝したが、ノンスタイル、千鳥は既に有名であるため、
若手を売り出すという意味では、妥当だと思う。
M-1グランプリの方が面白い漫才を決めるという意味では公平な審査がなされている
だろう。