キングオブコント2011

23日金曜日、キングオブコント2011が開催された。
今年で4回目。第1回チャンピオンはバッファロー吾郎
第2回チャンピオンは東京03、第3回チャンピオンはキングオブコメディだ。
第1回はバナナマンやロバートが優勝してもおかしくなかったと思う。
はねるのトビラに出演しており、すでに有名なロバートとインパルス、
松竹芸能で芸歴が長いTKO、第1回大会に出場している2700の
4組に注目していた。
ネタの感想では、2700とロバートの2組が面白かった。
2700のリズムコントは他の芸人のネタには見たことがなく、
新鮮味があった。1本目の右ひじと左ひじのネタ、2本目のキリンスマッシュ
かキリンレシーブのネタともに、面白かった。
ボケとツッコミという通常のコントのパターンから逸脱したところでネタ
作りをしているところが興味深い。第1回は最下位に終わったが、ジョニーマーキュリーのネタの方が今回のネタより完成度が高く感じられ、もっと評価されてもよかった
と思う。ロバートについては、いつも独創的なコントで、秋山竜次の作る世界観が
表現されていた。ただ、ロバートのコントは比較的たくさん見ているためか、キャラ
押しで、ネタとしてはイマイチだったとも思う。特に2本目は。
インパルスについては、良くできてるコントだと思うが、芸人が審査する大会と
いう意味では、2700やロバートの方が真似できにくく、斬新であるという点
で不利だったのかもしれない。TKOはいつものネタという感じだ。
他の4組は2本とも面白いとは思わなかった。モンスターエンジン、鬼が島、
ラブレターズ。個人的には1位2700、2位ロバート、3位インパルス、
4位TKO、5位モンスターエンジンといったところだ。
M−1グランプリが去年の大会で終了し、ネタ番組も減ってきている中で、
今回のキングオブコントは比較的盛り上がったと思う。
2700は注目コンビだ。今後の活躍に期待したい。