東浩紀

東浩紀勝間和代のデキルビジネスパーソンになるため
の番組「デキビジ」を観た。「言論」で食べていく方法について。
大学院重点化政策で1990年代以降、日本では大学院の定員を
増やし、修士号、博士号を大量に出すようになった。
欧米と比較して、日本では人口一人あたりに占める、
修士号、博士号の取得者が少ないため、その割合を増やすという
ことが目的だったとのこと。しかし、少子化の影響もあり、大学での
教員のポストも激減、オーバードクター問題が発生した。
日本企業は理系の修士課程卒業までならば、採用するが、それ以外
だと、大学を卒業して新卒で就職活動する方が有利になる。
言論で食べていくためには、ただ言論の中身をよくするだけ
ではなくて、マーケティングをして、自身の言論の価値
があることをうまくプレゼンテーションすることが必要。
他の商品と違い、「言論」は仕入れにいくらかかって
というような「価値」が見えづらいから。
「言論」だけで食べていける人の数は少ない。
だけれども、「言論」だけで食べていきたい人は多いだろう。
楽そうに見えるし、物を考えて、それを言葉に落とし込んで
商品にする、自分の視点で物事を捉えるということが商品
になる。朝まで生テレビで、堀紘一とのやり取りも観た。
公共放送で感情的になるのはよくないが、堀紘一の発言に
対する東浩紀の怒りはもっともだと思った。
今はネット上に動画が蓄積されているので、インターネット
での情報収集とともに、有効活用していきたいと思う。