中学入試

今日は2月1日で、東京の中学入試の日である。
自分が中学受験をしてから25年も経つ。
小学6年生は12歳であるから、その後2倍以上の時間が経過したことになる。
1988年の時の首都圏の中学入試は、私立の御三家である、
開成中学麻布中学、武蔵中学が難関であった。
続いて駒場東邦中学が人気であった。いずれも2月1日が試験日だ。
神奈川県にある、栄光学園聖光学院は2月2日が入試日であった。
2月2日は城北中学と攻玉社中学校などが併願校になっていた。
2月3日は国立大学附属中学校の入試日だった。
筑駒、筑波大付属中学、学芸大附属世田谷中学、学芸大附属竹早中学、
学芸大附属小金井中学などだ。国立の中学校には抽選がまずあり、
その後ペーパーテストがある。
自分は筑駒と学芸大学世田谷中学の抽選には合格し、筑附と学芸大竹早中学
の抽選には不合格だった。筑駒は当時から、私立の御三家よりも偏差値が
高かった。学芸大附属や筑波大付属は御三家よりは入りやすかった。
2月4日は慶應中等部の入試日であった。
他に有力な学校がないため、慶應中等部はかなり難易度が高かった。
共学で、特に女子の難易度が高い。
慶應普通部は男子校で2月1日が入試日だった。慶應付属は、慶応大学に
100%進学できるので、人気が高かった。
早稲田中学は早稲田大学への進学率は30%ぐらい、早稲田実業中学は
早稲田大学への進学率は60%ぐらいだったように思う。
2月5日以降は2次募集を行う学校の入試があった。
芝中学、桐蔭学園中学、聖光学院中学などが2次募集を行っていた。
中学受験のためには、進学塾に通うことが不可欠で、当時は
TAP、日能研四谷大塚の3つが大手の進学塾で、合格実績が良かった。
TAPは後のSAPIXの前身である。他には開成中学の合格実績が高い桐杏学園、
などという塾もあった。
桐朋中学、巣鴨中学、海城中学、暁星中学なども人気があった。
当時は中学入試が一般的になってきた頃であった。都立高校の東大への
合格者数が減ってきていたし、公立中学が勉強の場ではなく、生活指導
がメインの場所のイメージがあったからだ。
中学入試は大学入試のように本格的であり、小学4年から3年間
塾に通って受験準備をすることが一般的であった。
中学入試は算数で差がつくことが多いので、算数が得意な子供に有利である。
高校入試や大学入試は英語が重視されている。