東浩紀

東浩紀の文章を読んだのは、代々木ゼミナールでの
東大合格体験記が初めてだった。
筑駒高校のもので、日能研渋谷校出身であることは、
知っていた。陸上部に在籍していたことがあることも。
クイックジャパンでのエヴァンゲリオンもののけ姫
についての論考、批評空間での論考も読んだ。
存在論的、郵便的」は学術論文であるし、難易度もたかく、
あまり印象に残らなかった。
「郵便的不安たち」は、初期の東浩紀の思想をまとめたもの
で、かなり印象深い。「不可視なものの世界」では、IT系の
記事を興味深く読んだ。山形浩生との対談とか。
波状原論では、はてな近藤淳也へのインタビュー、
宮台真司北田暁大大澤真幸との対談が印象に残っている。
ISEDでの情報社会論、濱野智史などの本も読んだ。
NHKブックスの思想地図、コンテクチュアズの思想地図Bも
読んでいる。1990年代後半にデビューして以来、
ずっと著作物を追っている。
建築、情報化社会論などは興味を持っているし、
思想など、抽象度が高い議論も好きである
ゲーム的リアリズムの誕生」は興味を持てなかった。
動物化するポストモダン」は良い。
大塚英志との対談も興味深く読んだ。