東日本大震災

3月11日に発生した、東日本大震災原子力発電所の事故は、
1995年に起った阪神大震災地下鉄サリン事件よりも
大きな影響を日本社会に与えている。
日本の財政赤字の累積、少子高齢化の急速な進行、
平成不況の長期化による失業率の上昇などの問題に加え、
原子力発電の今後の方向性を含めたエネルギー政策の検討など、
2000年以降に日本が抱えてきた問題が、今まで以上に
はっきりした形で見えている。
区政においても、エネルギー政策や節電などの環境問題、
若年者や障害者の雇用の問題、待機児童の減少に向けた
子育て支援の問題、不況による税収減によった、各種事業の見直しなど
様々な問題がある。
中堅職員として、自分自身が何をすべきか考えた時、
今の配属先での仕事を把握し、仕事を遂行していくとともに、
幅広い知識をもつ必要があると考えている。
区の基本計画や実施計画、行政経営改革などを読み、
都市整備、区民生活、福祉、教育、企画総務
などのそれぞれの領域での事業や政策課題について
把握しておくとともに、区政新報や部長会、庶務担当
課長会の資料を参考に、自分なりの視点を持つことが重要だ。
特に事務職は複数の領域に配属されることになるので、
自身が得意とする領域をもつとともに、どのような課に配属
された場合にでも、すぐに職務に対応できなくてはならない。
その点でも、日頃からの問題意識を持つことが重要になる。
私は、中堅職員の役割は以下の4つのまとめられると考えている。
第一は職務について十分な知識を駆使し、一般事務より高度な仕事をすること。
第二は係長・主査を補佐すること。第三は後輩職員を指導育成すること。
第四は業務において、再任用、非常勤・アルバイトの方に的確な指導を
行い、組織の業務遂行を円滑化することだ。