1200字論文

初めに200から300字程度の問題意識を提示すること。
その前提があってはじめて改善の方策が活きる。
私は、職場の中堅職員の役割は以下の4つにまとめられると考えている。
第一は職務について十分な知識を駆使し、一般事務より高度な仕事をすること。
第二は係長・主査を補佐すること。第三は後輩職員を指導育成すること。
第四は業務において、再任用・非常勤・アルバイトの方に的確な指導を
行い、組織の業務遂行を円滑化することだ。
効率的な事務運営という観点から、職場での実情と解決策を考える。
それぞれが複数の事業を抱えているため、通常の係長と担当でラインとして
仕事をするという体制になっておらず、課長と係長・課長と一般事務
が直接打ち合わせをしており、係長の指導の下、一般事務の職員が仕事
をするという体制になっていない。そのため、組織として仕事をする
というより、課員それぞれの個人的な能力や経験で仕事をするしかない
状況である。毎年、人事異動があるたびに横転者は前任者に仕事内容を聞く
しかない状況になる。仕事のノウハウが所属する課に残らず、
担当者個人のスキルになってしまう。議会の質問が多く、答弁書の作成に
時間がかかることも、通常業務をこなす時間の不足につながる。
一人あたりの仕事量が多いため、毎日遅くまで残業をせざるをえなくなり、
健康状態を維持することが難しい。
解決策としては、仕事量に見合った適切な人員配置の必要性を訴えていくこと、
具体的には増員要求をすることが必要であると考える。
また、部の中の各課での仕事量にも違いがあるため、業務の平準化
を図る必要がある。また、個々人が抱える仕事の進捗チェックを行う
ために係会を実施し、課長に進捗状況を常に伝える必要がある。
個々人が報告しても、予定のスケジュールより遅れてしまう。
総合支所での現場の問題が、本庁の企画部門に伝わっていかず、
実情を反映した企画になっていないことだ。本庁に企画・立案・実行
の全機能を集めることが、解決につながる。
事務職は複数の領域に配属されることになるので、日頃から都政新報
部長会資料、庶務担当課長会の資料を読んで、区の行財政事情や
区政の方向性を把握し、幅広い知識をもつことが必要である。
また、仕事を効率的に行うため、パワーポイントやアクセスなどのパソコン
の操作方法を習得することや、英語や会計の知識も必要だ。
第一に常に問題意識をもち、仕事についての知識や技能を積極的に取り込む
姿勢をもつこと。第二に組織人として、上司・後輩の立場を考え、組織全体で
意識して仕事を進めていくこと。第三に情報収集能力を高め、
正しい情報を活用して業務に活かすことなどが必要だ。