東京の開発

東京23区内の開発・街づくりはやりやすいと思う。
日本は東京に、政治・経済・文化などが一極集中
しているので、土地の価格が高く、高層マンション
などを作っても売れ残る心配が低い。
法定の建ぺい率・容積率を目一杯使って、
述べ床面積の大きいマンションを作ることに
決まっている。都市計画法29条の開発行為
(区画形質の変更)に該当し、道路の築造を伴う
ものでも、戸建住宅をたくさん作れるような
宅地割りをする。
日本のマンションや戸建住宅は標準設計が決まっている
から、斬新な建築物はめったにない。
有名建築家のデザイナーズ住宅などはめったに見かけない
から、東京に住んでいて、建築に興味を持つことは
難しいだろう。多摩ニュータウンや港北ニュータウン
千葉ニュータウンや筑波ニュータウンなどや、
東京の駅前の法定再開発事業を通じて、都市計画には
興味を持つかもしれない。
大手の不動産会社でも、基盤整備を含めた街づくり
をしているところは少ない。
総合ディベロッパーの三井不動産三菱地所・森ビル・
住友不動産東急不動産野村不動産ぐらいだろう。
ハウスメーカーや不動産販売会社は営業のイメージが強い。
日建設計や日本設計などの組織設計事務所は、
アトリエ系の設計事務所と比較すると、収入が安定している。
日本では、公共事業の発注が少なくなっているから、
土木・建築を専門にするのは時代遅れだろう。