円の支配者

ドイツ人のエコノミストの著書「円の支配者」
を読んだ。戦前からの日本の経済システム
についての研究書としてよく書かれている
と思う。日本銀行の、大蔵省や政治家からの
干渉からの独立、新日銀法の成立、
ゼロ金利政策をとって、不況時の金融政策を
しっかりやっているようにみせて、実際には
紙幣の流通量を減らして1990年代の
不況を長期化させたことなどが書かれていた。
日銀の金融政策、政府の経済政策について、
今後はしっかりと動向を追っていきたい
と思う。